崑崙人はチャンパ王国からやって来た?
延暦18年(799年)7月
平安時代のこと。小舟に乗った異邦人が綿の種を持って今の西尾市天竹町あたりに漂着しました。その種を愛知県幡豆郡福地村(現在の西尾市)に最初に蒔いて栽培方法を伝えたことから、日本の綿の発祥地とされいてます。小舟に乗って来日した異邦人・・・言葉が通じないので出身国は不明でしたが、唐の国の人たちは「崑崙人(こんろんじん)」と言っていたようです。が、のちに本人が中国語を覚えて「天竺人」(インダス川流域出身)と言ったようです。※興味のある人は「新編西尾市史研究」をご覧になってください。
さて、ここまでの内容からはチャンパ王国とは無関係に思われます。
「崑崙(こんろん)」とはどこか?
-東南アジア全体のことを呼んでいたという言い伝えもあります。
その中で綿が盛んな国は?
黒潮に乗って三河湾に漂流するならどこから?
「名古屋」地名の由来はチャム語?
この時漂着した人が発したチャム語「Nagar aia(ナガル ヤー)」が変化して「ナゴヤ」になったのではないか?という仮説があります。
https://npo-tsubasa.or.jp/blog/japan/blog/0120202101
なんと!2021年に名古屋テレビ(メ~テレ)朝の番組「ドデスカ!」さんで調査されていた話につながっていきます。
話が逸れましたが、漂着した青年が持っていた1弦の琴。ベトナム南部の民族楽器だったという伝えがあります。また、綿の歴史をたどっていくと、インドで栽培して、ベトナムで綿糸や織物の技術が発展して、中国に伝えられているようです。
そして、西尾の天竹神社では、伝えられた綿の神様である「新波陀神」を今もお祭りしていて、毎年「綿祖祭」で綿打ちの儀式が行われているのだそうです。
そこで!やっと本題です。
今年2023年は「日越外交関係樹立50周年」
日本でもベトナムでも記念行事がたくさん行われています。
★日越外交関係樹立50周年記念特設サイト
https://japanvietnam50.org/
私たちも日越友好行事イベントとして「チャンパ王国の末裔によるチャム舞踊の奉納」を行うことになり、開催場所をいくつか検討しています。その1つとして「綿祖祭」に奉納できないかと考えました。
今回、西尾市議の黒辺一彦さんにお話を聞いていただくことができました。実現できるかどうかは分かりませんが、感じるご縁に感謝します。
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